- 糸でフェイスリフトする方法
- デメリットは?
- 効果はあるの?
- 術後の痛みは?
切るフェイスリフトが怖いという方の多くは、糸によるフェイスリフトを選んでいます。
施術が簡単で短時間。周囲にばれにくくダウンタイムも少ない糸によるフェイスリフトはどんどん進化して、糸の種類や施術方法が増えてきています。
そんな糸のフェイスリフトに関して、以下に詳しく調べてみたので参考にしてください。
糸でフェイスリフトする方法
糸によるフェイスリフトには、いくつかの方法があります。
とげの糸によるフェイスリフト

一つは、とげのような突起の付いた糸を皮下に挿入する方法です。
とげが皮膚に引っかかり、上に糸を引っ張り上げる力で皮膚も一緒に持ち上げるという物理的なフェイスリフト。
- とげを利用して引き上げる物理的なフェイスリフト
- 施術時間が短い
- ダウンタイムが短い
切るフェイスリフトに比べると、施術時間もダウンタイムも短く、手軽にできるフェイスリフトとして人気上昇中の方法です。
糸の耐久性や、とげの数・向きなどに工夫を凝らしてフェイスリフト効果が高くなるよう、年々改良されています。
しかし、とげによって皮膚を持ち上げるため、皮下にとげが突き刺さることに。痛みや赤み、炎症が続く人もいて、ひどい場合は糸をとる再手術をすることもあります。
つるつるの糸によるフェイスリフト

つるつるの細い糸を皮下に挿入するフェイスリフトもあります。
挿入した糸の周りにコラーゲンが生成されて、皮膚が若く再生されるという施術効果が得られます。
- 挿入した糸が皮膚内部のコラーゲン生成を促進
- 施術が簡単で短い
- 挿入時に痛みがほとんどない
- ダウンタイムがとげのあるフェイスリフトより少ない
術自体は簡単です。皮下に溶けるタイプの糸が多いので、より自然に近い形の若返りをすることができます。
しかし、糸を挿入後にすぐに効果が得られるわけではないため、「効果がわからない」という体験者の声が多くあります。
効果が見えにくい施術という事で好みが分かれるところですが、「金の糸」の施術などは確実な効果が見込めるとして人気です。切るフェイスリフトと同じくらいの料金がかかりますが、10年~15年という長期間の効果が得られます。
切らないフェイスリフトの中でも効果がある施術として人気です。
デメリットは?
施術時間も短い。ダウンタイムも短い。痛みも少ない。
一見すると、切るフェイスリフトに比べて格段に良さそうに思える糸によるフェイスリフト。

しかしやはりデメリットはいくつかあるのです。
以下に糸によるフェイスリフトのデメリットをあげていくので、参考にしてくださいね。
効果がわからない!
切るフェイスリフトに比べると格段に安い糸によるフェイスリフトが、それでもやはり数十万円単位のお金を支払う事にはなりますよね。
- 効果が分からない
糸のフェイスリフトのデメリットとして最も多いのは「効果がわからない!」という悲鳴です。せっかく高いお金をだしているのに効果が出ないとなると悔しいですよね。
施術を受けたクリニックに、効果が出ないことを訴えると「効果は個人差があります。ほうれい線が少し緩和したように見えますよ」などと言われます。
説得されても、納得はできないまま。
切るフェイスリフトに比べて安いからと安易に飛びつく前に、体験者の口コミにはしっかりと目を通してくださいね。
思ったよりも痛く、ダウンタイムも長かった!
糸によるフェイスリフトを選ぶ多くの女性は、以下の理由を述べるものです。
- 「痛くなさそうだから」
- 「周囲にばれなさそうだから」
- 「ダウンタイムが短いから」
- 「安いから」
経験者の方は、思い当たるでしょうか。
しかし経験者の方からの口コミでは、こうした選ぶ理由を払しょくするようなコメントも多数みられます。
口コミでよく目にするのは、以下のようなもの。
- 「意外と痛みが続いた!」
- 「笑う時、食べるときにいつもこめかみ(糸を吊り上げる終着点)あたりがずきずきと痛む。」
- 「痛みは半年近く続いた。」
- 「予測していたダウンタイムを長く超えて、いつまでも腫れが続いた。」
- 「腫れや赤みが続いたために、周囲にもろバレてしまった。」
このように、手術前のダウンタイム目安はあてにならないケースもあります。
痛みやダウンタイムに関しては個人差があるため、医師でも予測がつきにくいものです。
予想を超えて長く痛みが続くケースがあるという事は、あらかじめ覚悟しておいた方がいいでしょう。
糸が飛び出してきた!
糸によるフェイスリフトに使用される「糸」には、大まかに分けて2種類あります。

一つは「溶けない糸」。もう一つは「溶けて吸収される糸」です。
より自然に近い形を望む人は、溶けて体内に吸収される糸を選びます。溶ける糸の方が耐久が弱そうですが、最近では改良されてきたとも言われているので、一概には言えません。
しかし、糸によるフェイスリフトのデメリットとしてよく聞くのは、「施術後に糸が皮膚を突き抜けて飛び出てきた!」というもの。
想像すると怖いですよね。
糸のタイプによっては目立ち、周囲に簡単に気付かれてしまいます。
糸が飛び出してきた場合は、手術を受けたクリニックに行き、飛び出した部分を切ってもらうか、糸を抜き取ってしまう施術を受けることになるでしょう。
皮下出血による炎症が起こる
切るフェイスリフトは肌を切って筋膜の位置を持ち上げるものなので、当然術後の痛みや炎症は長く続きます。
それに比べると、糸によるフェイスリフトのダウンタイムはとても短いのですが、それでも甘く見てはいけません。
糸という異物を皮膚の中に入れるのですから、皮膚の弱い人などにとっては深刻な炎症や痛みを引き起こします。

皮下でじわじわと出血を続けて、青あざが消えない・・・という方もいるようです。
糸が透けて見える

糸によるフェイスリフトならではのデメリットを一つ。
それは、皮下に挿入した糸が透けて見えてしまうという事。
もしも透けて見えてしまった場合は、残念ながらフェイスリフトをしたことが周囲にバレバレになってしまいます。
もちろん多くの場合では、糸は透けません。
肌質によって糸がすけて見えてしまう人がいるというケースがあるのです。溶けるタイプの糸であれば、時間とともに糸は見えなくなってきます。
溶けないタイプの糸であっても、炎症が治まることで糸が目立たなくなると思いますが、気になる場合は施術したクリニックに相談してみましょう。
顔の左右バランスが崩れる
これは糸に限ったことではないのですが、フェイスリフト手術をすると、顔の均衡が崩れるケースがあります。
切るフェイスリフトの場合は施術する医師の腕に寄ります。
糸によるフェイスリフトをして、顔の左右バランスが崩れた場合は、医師の腕というよりは「運」によるところが大きいかもしれません。
糸を左右対称に挿入しても、その後の表情筋の動かし方などによって、皮下で糸が動くケースがあります。
特に術後すぐの糸の移動は、その場所で糸を定着させることになって、一度崩れた左右バランスを解消することが困難になります。

左右バランスを解消するために、再手術をする人も少なくないようです。
効果はあるの?
糸によるフェイスリフトの体験者の多くが「効果が見えない!」と嘆いているのです。
そして、それは事実です。
しかし、口コミとは悪評の方が目立ってしまうものです。
施術に満足している人は、わざわざ口コミで自分の気持ちを訴える必要がないため、口コミという形に残りにくいのです。
体験者の多くが満足しているという実情も、併せてみていくべきでしょう。
フェザーリフトに効果あり!
フェザーリフトをして効果を実感することができたという声もあります。
手術から3年ほど経って、再びほうれい線が気になり始めたので、同じ糸で再手術をする予定だとか。

一度でも効果を実感できたら、同じ方法でリピートしたくなりますよね。
ロイヤルリフトに効果を感じず、フェザーリフトをやり直した
糸のフェイスリフトでは残念ながら「効果がない!」との口コミが多数。
表情が動くごとにこめかみや皮下に痛みを感じて、糸そのものを抜いてしまう人もいるくらいです。
そんな中でも、安定した人気を誇るのはフェザーリフト。
クリニックや医師の腕に寄るとも言われていますが、フェザーリフトはかなり安定した効果をもたらすフェイスリフトとして期待できそうです。

他の糸のフェイスリフトで効果が出なかった人からも、口コミで好評を得ていますからね。
金の糸はやる価値あり!
糸によるフェイスリフトの中でも、圧倒的に人気が高いのは、金の糸を挿入する方法です。
金の糸には他のフェイスリフトのように糸に突起やとげがついておらず、つるつるの状態です。
つまり、皮下に引っかかり内出血を起こす危険も少なく、痛みも少ないと言えます。
それでいて効果が出るのはどういうわけでしょうか。
- 金の糸付近の肌細胞が活性化
- コラーゲンの生成促進
この2つの働きによって、肌そのものが若返る効果が得られる。
自分の力で肌を若返らせるという点で、より自然な形でのアンチエイジングが可能になります。
金の糸のように、肌内部でのコラーゲン生成を目的とした糸のフェイスリフトは一般的ですが、多くは「効果がわからない!」との口コミが。
そんな中、金の糸だけは不思議と不動の人気を保っているのです。
金の糸は挿入してからの効果持続時間も10年以上と言われており、料金に見合ったリターンが期待できるとして、切るフェイスリフトと並んで人気の高い手術方法。

糸によるフェイスリフトを考えている方は、是非とも金の糸について調べてみてください。
術後の痛みは?

糸によるフェイスリフトは痛みが少ない!というイメージがありますよね。
実際に切るフェイスリフトに比べると、施術時間も痛みもダウンタイムも少なく済むとうたっているクリニックは多数あります。
しかし当然個人差はあります。
痛み・腫れ・赤み・炎症が治まらないと口コミも多々あり、結局はやってみなくてはわからない施術であると覚悟しておいてください。
痛みに我慢できず、病院に駆け込んだ
通常は1週間ほどは痛みが続くとされている糸によるフェイスリフトの施術です。
切るフェイスリフトに比べたら、皮下に糸を挿入するだけ。
大した痛みではないと決めてかかっている人は危険です。
思った以上のひきつれの痛みに耐えきれずに、1週間を待たずにクリニックに駆け込む人ももいるのです。大抵の場合は術後の痛み止めで対処できるでしょう。
食べるとき・笑う時・話すときにこめかみが痛む
糸によるフェイスリフトは、皮下に挿入した糸を、こめかみや髪の毛の中で引っ張りあげます。
いつまでも痛みが続くのは、頬などの糸が入っている場所よりもむしろ、こめかみなどの糸を収束した箇所であることが多いのです。
食べるとき。笑う時。話すときに、今まで意識せずに動かしていた表情ですが、術後は動かすたびに痛みます。
通常は数日で痛みが取れるとされていますが、こめかみあたりがいつまでも痛み付付けることもあるのです。
こめかみの痛みは、長い人で半年以上痛むという口コミもあるくらいなので、注意が必要です。

会話中にも痛むとなると、コミュニケーションがぎこちなくなってしまいそうですよね。
糸が引きつれる痛み

糸によるフェイスリフトの痛みの多くは、糸が内部でひきつれる痛み。
術後一週間ほどはほっぺたの皮膚が引っ張られるような痛みを感じることがあります。
皮下に糸を通すだけ。切るフェイスリフトに比べるとダウンタイムも少なく、職場復帰も早くできるのが糸のリフトの大きなメリットです。
しかし見えなくとも痛みはあります。
痛みが激しいと、仕事に支障が出ることもあるため、なるべく長めに仕事のお休みをとっておくといいでしょう。
さいごに
いかがでしたか?
糸でフェイスリフトを行う方法は、切るフェイスリフトに比べて簡単で痛みやダウンタイムが少なく、安いというメリットがあります。
しかし、デメリットがあることも理解しておかなければなりません。

施術を受けるなら後悔のないリフトアップをしたいですよね!
糸によるフェイスリフトは効果も永久ではありません。
結局は数か月でたるみは再び下にたるみとして戻ってしまうことに。
同じように痛みに耐え、数十万円払うのであれば、本当に糸のフェイスリフトでいいものかどうか、医師とよく相談してから判断してくださいね。
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