- 手の血管が浮き出る病気とは?
- ハンドベインの原因と予防5選
よく、年配の方で手に血管が浮いている人を見かけます。
男性の腕に血管が浮いているのとは違って、女性の場合は加齢とともに浮いてきてしまう人が多いですよね。
それが普通のことだと考えていました。
ですが、病気の一種で浮き出てきてしまう人もいるのです。
血管が浮き出てしまう病気があるという知識がある人は少ないのではないでしょうか?

手の皮下脂肪は比較的に少ないですので、出てきてしまう人はどうしても防げないのです。
でもそれ、実は「ハンドベイン」という病気の可能性があります。
「ハンドベイン」の病気としての周知度はまだまだ低いです。
治療法自体も決して古いものではありません。
ですが、「手は顔同じくらい見られる部分」としての認識は広まっていますから、女性の中で気にする人が多くなっているのも事実です。
もちろん、手に血管が多く浮かび上がっている程年齢を感じてしまいます。
今回はそのハンドベインのことについて、原因や予防策も含め紹介していきます!
手の血管が浮き出る病気?
① 自律神経失調症
こちらの病気の名前はよく知られていますね。
ストレスや過労で自律神経が乱れてしまった時に出る病気です。
症状としては眩暈や頭痛、吐き気、不眠、だるさなどが一般的ですが、実は手の血管が浮かび上がってくるのも症状のうちの一つなのです。

自律神経は血管の太さを変化させる作用があります。
その自律神経のバランスが崩れると、本来血管が太くなる必要のないときに拡張してしまい、浮かび上がってしまうのです。
また、血管だけでなく筋肉組織も乱れるため、その影響で血管が太くなってしまうこともあります。
ストレスは血液の流れを速くする働きがあるため、その血管の中を流れる血液の速さが原因で血管が太くなることもあります。
手がむずむずしたり痛みが出てきたりした場合は、自律神経失調症を考えてみてもいいかもしれません。
② 肝硬変

肝硬変になると血液の流れが悪くなり、そのために血管が迂回し始めます。
その影響で皮膚に血管が浮かび上がってしまうのだそうです。
この場合は肝硬変自体を治さないと手に浮かび上がった血管を改善することはできませんが、手だけでなくお腹にも血管が出てきてしまうこともあるそうなので、もし少しでも変だと思った人はすぐに病院に行ってください。
③ ハンドベイン
こちらの言葉は馴染みのない人が多いのではないでしょうか?
ハンドベインとは、一般的に血管が手の甲に浮いてきて、血管が目でしっかり見えるようになってしまっている状態のことをいいます。
手の甲に血管が現れるのは稀な症状ではありませんのであまり気にしない人もいますが、手は顔と同じくらい人の目に触れる部分ですので、女性の中では気にする人は多いようです。

また、手の痛みやだるさの原因にもなってしまうそうなので、できれば放置しないほうが良さそうです。
日常生活に支障をきたすものではありませんが、それらの症状が出てきた場合はすぐに病院にかかってください。
ハンドベインの原因
① 老化
ハンドベインの原因として最も多く挙げられるのは「老化」です。
年をとるにつれて皮膚がうすくなってたるんできますので、血管が目立つようになってしまいます。
もともと手には皮下脂肪が少ないですので、血管が浮かび上がりやすいのも事実です。

手の皮膚はもともと薄い上に一度ダメージを受けるとどんどん薄くなっていき改善されることはないのです。
ですので、若いころから日差しをたくさん浴びたり乾燥を気にしないで放置したりしていた人はハンドベインの症状が強く出てしまいます。
また、手の皮膚だけでなく血管自体も老化は進んでいます。
特別太っている人ではない限り、ハンドベインの症状は老化とともに出てしまいます。
② 紫外線
この原因は若い人にでもあり得る事です。紫外線を浴びすぎると手の皮膚にダメージを与え、どんどん薄くしていってしまいます。
紫外線を浴び続けると新陳代謝を悪くし、シミやたるみなどの症状も出てきます。

決して年をとっていないひとでもハンドベインの可能性は十分にあるのです。
手は紫外線を浴びやすい部分ですから、ダメージを受けやすいです。
結果として皮膚の表面が薄くなり、血管が目立つようになってしまいます。
③ 炎症
かぶれなどの皮膚の炎症は肌にダメージを与え、老化を促してしまいます。
どんどんハリがなくなり、皮膚が薄くなってしまうのですが、そのハリがなくなるスピードも速いのです。
たとえ炎症部分が小さくても、長い間放置してしまうと皮膚を薄くし老化させる速さを加速させてしまうのです。

アトピーの人などは血管が浮いてきやすいといいます。
炎症は目にしっかり見える肌のダメージです。
もしその部分がかゆくても掻いたりせず、すぐに塗り薬などで対処してください。
あまり掻きすぎると、治った時に綺麗に治っても年をとってからハンドベインへとつながりやすくなります。
ハンドベインの予防5選!
若い人でもハンドベインに悩んでいる人はいますが、多くは年をとってから悩み始めます。
では、そのハンドベインを防ぐためにはどのような方法があるのでしょうか?
① 紫外線対策
日焼けをしたくない、シミを作りたくないという理由で紫外線対策をしている女性は多いですよね。
実は、それはハンドベインにも効果的なのです!
例えば基本的な方法としては日焼け止めクリームを塗ること。
肌になにもつけずに外に出てしまうと、直接紫外線のダメージを受けてしまいます。

あとは日傘を使用すること。
たとえ日焼け止めクリームを塗っていなくても、日傘で日差しをシャットダウンすることで肌へのダメージを大きく防ぐことが出来ます。
曇りの日でも紫外線は出ていますから、きちんと日傘を使用してください。
② 乾燥対策
乾燥は、肌へのダメージを受けやすくし、老化を速めてしまいます。
例えば、乾燥するとよく紙で手を切ってしまいますよね。
これもダメージを受けやすくなっている証拠なのです。

普段から保湿クリームなどでこまめに保湿をしておくとそういった手のケガも防げますし、ハリをキープすることができます。
冬は手の乾燥を気にしてハンドクリームを使用する人は多いですが、実は夏も乾燥するのです。油断禁物です!
冬ほどこまめに塗らなくても大丈夫だとは思いますが、寝る前だけでも塗って手を保護してみてください。
③ ハンドマッサージ
こちらの方法はハンドクリームを使って行うとやりやすいのではないでしょうか。
自分のやり方でいいので、マッサージをして手をほぐしてください。
血流を良くして手を健康な状態に保ってくれます。特に冷え性の人にはおススメです。

手は冷えてしまうと血流が悪くなり、血管自体の老化を速めてしまいます。
手を温めながらマッサージをするとより効果的ですね。
④ 洗い物時の手袋
最近では手荒れをしない食器用洗剤が売っていますが、結局は手には良くありません。
手荒れしにくいだけで、全く手荒れが起きないということではないのです。
要するに、手へのダメージがあるわけです。

直接洗剤に触れないために手袋をつけたほうが良いでしょう。
特に肌の弱い人はそういった洗剤でも肌を刺激してしまいます。洗い物をするときは手袋を使いましょう。
⑤ シナモン摂取!
シナモンには皮膚を活性化させる働きがあります。
桂皮エキスというものが含まれていて、そのエキスが血管の状態を安定させる作用があるのです。

取り過ぎは肝臓などに良くないので、1日3グラムくらいの摂取が良いです。
シナモンが苦手な人は、紅茶や食べ物に混ぜてトライしてみてください。
まとめ

ですが手は年齢を表す部分でもあります。
そして気になりだしたらずっと気にしてしまう部分です。年をとってから後悔しないように、若いうちからしっかりお手入れをしておきましょう。
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